岡崎で9日
中学生のロボコン大会
正確な動きと操作競う
中学生が技術家庭科の授業などで製作したロボットで競い合う「第四回愛知中学生ロボットコンテスト」が九日、岡崎中央総合公園体育館で開かれる。コイルの会、中部産業活性化センター主催。
このコンテストは、将来を担う子供たちにものづくりの楽しさを知ってもらおうと、三河地区の技術・家庭科の教師とOBで組織するコイルの会(光岡金光委員長・豊田市根川小校長)が岡崎市内で8年前に始めたロボットコンテストが原点。三河地区に地域を拡大した第1回大会の出場校は28校だったが、大会ごとに参加校が増え、今回は県内各地から60校が参加、中学生が作った約250台のロボットが集結する。
競技は、障害物を越えて相手コートにいかに多くのフィルムケースを入れるかを競う部門と、フィルムケースをいかに高く積み上げるかの2部門。ロボットの動きの正確さと生徒のリモコン操作が勝敗を分ける。
同コンテスト実行委員会は「生徒が機械やロボット技術の活用を学ぶ良い機会になると考えている。ものづくりが盛んな愛知から、ものづくりの楽しさ、すばらしさを全国に発信していきたい」と話している。
当日は、からくり人形師9代目玉屋庄兵衛氏によるからくり人形の実演、万博に出展または万博以降に完成した大学や企業の未来型ロボットのデモンストレーション、からくり模型の展示などもある。入場無料。