岡崎市職員と岡崎署員の劇団
老人クラブのお年寄りらに防犯寸劇を披露
ユニーク演技で笑い誘う
岡崎市職員と岡崎署員でつくる劇団「岡崎安全座」が30日、同市美合町の高年者センターで、同市竜美丘の老人クラブのお年寄り約40人を前に、防犯寸劇を披露した。
劇のテーマは、約1年前に劇団の“デビュー”を飾った「振り込め詐欺」。被害者のお婆さん役を務めた山下精警部補を含むメンバーのユニークな演技は、拍手や笑いが起こるなど、お年寄りの心をつかんでいた。
岡崎署の地域安全担当官を務める一方で、女性やお年寄りなど難しい役どころに挑戦してきた山下精警部補は「この1年、演じるたびに喜んでもらえた。劇を見てくれた人たちには、何かしら伝わったのでは」と振り返っていた。
なお、発足時からのメンバーである山下警部補は、今月3日付で豊田署への異動が決まっており、今回が最後の出番になった。
この日は「秋の交通安全運動」最終日だったことから、県下で交通事故が多い原因の説明や、多発する高齢者の事故事例などを交えた講話もあった。