3コースで親子ら快走
サイクリング大会に430人 岡 崎
親子やグループでツーリングを楽しむ岡崎市市民サイクリング「ツール・ド・三河湖」が11日、同市岡町の岡崎地域文化広場をメーン会場に開かれた。
自転車店の経営者やユーザーで組織する市サイクリング協会(井上仁会長)の協力で昨年から始まり、今年で2回目。
地域文化広場をスタートし、額田町のくらがり渓谷までのビギナー・ファミリーコース(往復約40キロ)、作手村の国道301号沿い道の駅までのチャレンジコース(同50キロ)、豊田市下山地区の三河湖までのスポーツコース(同80キロ)の3つのコースがあり、このうちチャレンジコースは初めて設定。
今年は昨年より100人以上多い約430人が参加。市内や豊田市のほか、名古屋市、豊橋市などと、遠く静岡県、神奈川県からのエントリーもあった。
開会式では、岡崎市岩津小学校四年生の松井宏樹君(9)が「交通ルールとマナーを守り、安全で楽しく最後まで走り抜くことを誓います」と選手宣誓した。
「80キロ完走」「そこそこ走るゾー」などと書いたゼッケンを付けた参加者もあり、グループごとに次々にスタートした。
二人乗りの自転車で目の不自由な人の参加もあった。同市柱三丁目の徳丸力さん(75)で、妻の尚子さん(67)、盲導犬のパルサー(メス、三歳)も付き添った。
徳丸さんは体力づくりに自転車を愛用しており、昨年は尚子さんだけだったが、今年から3輪に限り2人乗りの自転車でも公道を走ることが許可されたため、夫婦で参加。尚子さんが前、力さんが後ろと“2人3脚”で出発。盲導犬のパルサーはボランティアの車に乗り“伴走”した。
市サイクリング協会の井上会長は「自転車は肉体的にも精神的にもいい。もっと大勢の人に参加してもらい、恒例のイベントに育てたい」と話している。