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東海愛知新聞

愛知国道事務所

高架化に絞り設計検討

岡崎・八帖交差点の渋滞解消
短期工事で早期実現へ

国道1号と国道248号が交差することで、慢性的な渋滞ポイントとなっている岡崎市の八帖交差点。国土交通省愛知国道事務所は、この渋滞の解消策を248号の名鉄本線高架橋から交差点の北側までの高架化に絞り、どのような設計が考えられるか検討を始めた。
 八帖交差点は、県内有数の渋滞ポイントで、朝夕のピーク時には、国道1号で約1キロ、248号では約700メートルにも及ぶ渋滞が発生。沿道の環境へも負荷を与え続けている。
 このため学識経験者、地元住民、関係企業、道路管理者などは、改善方策を議論する「対策懇談会」を平成15年12月に設置。1号の右折レーンの追加、248号の高架・地下化による交差点の立体化の3案を比較検討し、地域住民や道路利用者にアンケート調査も実施した。
 その結果、工事期間が短く、早期に実現でき、事業費も安く済むといった理由などから、今年3月、高架による交差点の立体化を推奨することに決め、道路管理者に提言書を提出した。
 これを受けて、愛知国道事務所では、既設交差点の閉鎖による不便さの軽減、生活環境の保全、交通安全対策などに配慮しながら工事を進めるための設計に入った。
 対策懇談会の試算では、248号の高架化は工事期間が約4年、地下化は約6年。事業費は、右折レーンを設置した場合を1とすると、地下が3、高架が2となっている。

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