岡崎市恵田小
今年は豊作450房収穫
学校農園で育てたブドウ
「駒立ブドウ」の産地が学区にある岡崎市恵田小学校の児童たちが6日朝、今年5月から七月にかけて学校農園で育てたブドウ「スチューベン」を収穫した。学区内のブドウ農家、中根博重さん(42)が6年生に栽培法を教えている。
ハクビシンなどの鳥獣被害に悩まされてきた昨年までを教訓に、今年から6年生が縫い合わせたネットで覆い、ブドウ棚全体を防護した。ネットの効果と地道な栽培作業で450房が実り、中根さんも「ここ5年間で1、2番を争う出来」と評価。
ブドウに含まれる成分などを児童たちに説明した中根さんは「ブドウは体にいいので、たくさん食べてください」と話した。児童たちは、教わったおいしいブドウの見分け方にならい、より黒い実をつけるブドウを探していた。
栽培した6年生の1人、柴田琴音さん(11)は「想像より甘くておいしい。ネットを縫う作業は大変だったけど苦労のかいがあった」と、ブドウを味わっていた。