定例議会で発言
「慙愧(ざんき)に耐えない」
柴田岡崎市長
岡崎市の柴田紘一市長は、2日開会した9月定例議会の提案説明の冒頭で、豊明市内に17歳の少女の遺体を捨てたとして岡崎市職員の男が死体遺棄容疑で逮捕されたことに触れ、次の通り述べた。
「大変残念なことであり、慙愧(ざんき)に耐えない。私生活上のこととはいえ、市民の皆様との信頼関係に身を置く公務員として犯罪に手を染めることは言語道断の振る舞いであり、弁解の余地はない。こうしたことは二度とあってはならないことであり、今後、職員ともども一丸となり、さらなる市民サービスの向上にまい進し、信頼回復に努めたい」
真木助役
岡崎市の真木宏哉助役も2日、同市職員の逮捕という異常事態に対し、服務規律の確保と綱紀粛正を図るよう全職員に次の通り通達した。1、職員は、勤務時間内はもとより勤務時間外における私的な場においても、常に公務員としての自覚を持って行動しなければならない。こうした事件が絶対に起こらぬよう常に理性的な行動に努め、軽率、衝動的な行動は厳に慎むこと。特に今回の事件の背景にもなったパソコンや携帯電話を利用したインターネットの匿名性に乗じた反社会的な利用は厳に慎むこと。
1、管理監督職員は、部下を掌握し、厳正な指揮監督を行うとともに、部下職員の日常における変化に注意し、必要に応じたアドバイスや相談の相手になり、職場において強い信頼関係を築くよう努めること。