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東海愛知新聞

岡崎

応急手当てや復旧作業

本番さながら総合防災訓練

「防災の日」の1日、岡崎市総合防災訓練が乙川の殿橋下流河川緑地で開かれた。
 市と岡崎署、防災関係機関など合わせて47団体、約1,600人が参加。柴田紘一市長はあいさつで「各地で地震が発生し、この地域でも東海・東南海連動型地震が予想される中、行政と住民の連携が必要です。きょうの訓練が力となるよう、協力をお願いします」と呼びかけた。
 「震度6弱の地震が発生。市内では家屋の倒壊、火災の発生、道路や橋、電気、ガス、通信などに大きな被害と多数の負傷者が残されている」という想定で始まった。
 会場に仮設された“壊れたビル”の中から脱出した“負傷者”を、婦人自主防災クラブ員らが三角巾などを使って手当てするとともに、担架で搬送した。
 ビルの屋上に取り残された負傷者が「助けて」と叫ぶと、救急隊が掛け付け、はしごを使って救出。このほか、子どもたちがバケツリレーで初期消火を体験、電気やガスの復旧訓練、炊き出しなどが本番さながらに繰り広げられた。
 訓練を見守っていた60歳代の女性は「家具に転倒防止の金具を付けたり、各部屋に非常用の懐中電灯を取り付けたりしています。地震は心配ですが、きょうの訓練は迫力があり、頼もしく思いました」と話していた。

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