外国産クワガタの飼育
自作視聴覚教材で快挙
岡崎市高隆寺町の岡崎中央総合公園でこのほど、昆虫展示即売イベント「ブラックアウト」が開かれ、NPO法人「里山の会」が子どもたちに外国産クワガタの正しい飼育方法を解説した。
特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)が今年6月に施行され、1999年の解禁以来、大量
に輸入されたクワガタムシ科が要注意生物になった。ほかにニジマスやアメリカザリガニなども要注意生物となっているが、これらが特定外来生物に指定されると飼育も売買も禁止されることになる。
生き物を通じて子どもたちに里山や雑木林、森林などの環境保護の大切さを訴えている里山の会は、国内最大級となるこのイベントに参加し、特定外来生物防止法で問題になりつつある外国産の動物の正しい飼育方法の説明と、生態系の保護を呼びかけた。
同会の浦上文顕理事長は「これだけ多くの昆虫好きの人が集まる会場で呼びかけることができたのは効果
があると思う。こうした草の根の活動を今後も展開し、生態系の保護を呼びかけていきたい」と話している。
同NPOでは全国から会員を募っている。問い合わせは(0567―53―2659)へ。