美術教師展
本職だから素晴らしい
岡崎市殿橋ギャラリー OB・現役36人出品
「頑張ってるところ見て」
「教える時と同じ力一杯」
岡崎市現職教育委員会図工美術部会主催の「岡崎・美術教師美術展」が24日、岡崎市明大寺本町1の市殿橋ギャラリーで始まった。28日まで。
日ごろ子どもを指導する立場の美術教師が、自らの制作意欲を駆り立てて自作を発表。率先垂範の姿を見せている。
3回目となる今年の展覧会について部長の長坂正延葵中校長は「ОB、現役共に新しい参加者があり充実した内容になった。会場のスペースを生かした見やすい展示ができた。先生たちもがんばっているところを見てほしい」と先生たちの取り組みを評価している。
会場には、OB15人、現職21人の作品約60点が展示されている。油絵、日本画、墨彩画、きり絵、陶芸など、それぞれが得意の分野で出品。もともと美術を志した人ばかりで、作品の出来栄えはすばらしい。椿会会員で本紙にも作品を寄せている古橋睦典さんは、最近好んでテーマにしている寒雀を柔らかいタッチで温かく描いている。
会場を訪れた保護者は「先生がどんな絵を描かれるのか興味があって来ました。教えるときと同じように力いっぱい描いていると思いました。来てよかったです」と熱心に鑑賞していた。