「駒立ブドウ」広くPR
岡崎市恵田小学区の住民が料理と試食
農産物の「伝道者」に岡田・柴田さん認定
地域の特産物を地元住民で味わい、愛着を深める「地産地消」の心を育もうと、岡崎市恵田小学校で20日、学区の家族を対象に「駒立ブドウ」を使ったジャムとジュース作りを体験、試食する「食と農の理解促進研修会」が開かれた。県西三河農林水産事務所主催。
県が事業化した「豊かな食と農の伝道者」登録制度に基づいたプログラム。この制度はPRにも努める農産物の生産者らを、その農産物の「伝道者」として認定する。
県内では約100人が登録され、市内では岡崎駒立ぶどう狩り組合の岡田益夫組合長=同市駒立町=と、ブドウの調理法を熟知している柴田若江さん=同町=の2人。
研修会で岡田組合長は「駒立ブドウは一つの文化。地元の特産物をよく味わってほしい」とあいさつ。柴田さんが手本を見せたあと、児童と保護者約40人がデラウェアと種なし巨峰を使った調理に挑戦。ブドウ100%、添加物一切なしのジャムとジュースに舌鼓を打っていた。
同校2年生の長女綾音ちゃん(7)、長男翔真君(5)と参加した同市真福寺町の主婦、和田友美さん(30)は「(ジャムは)市販の物より味が新鮮で手づくりの良さを体感しました。家で試します」と、“目からうろこ”の調理法に関心を寄せていた。