オープン21年目で
来場者300万人を突破
岡崎地域文化広場
岡崎市岡町の岡崎地域文化広場の来場者数が12日、オープン21年目で300万人を突破した。300万人目は幸田町菱池から家族と姪の5人で訪れた柴田圭さん(32)。職員らの拍手を浴びた柴田さんは「大勢に迎えられてびっくり。めったにないことでうれしい」。記念のくす玉
が割られたあと、真木宏哉助役から油彩画セットや子ども向けの天体望遠鏡などが贈られた。
子どもの美術鑑賞・創作活動の場として、昭和60(1985)年にオープンした同広場は年間15万人が来場し、12年目で200万人を達成。館内の「おかざき世界子ども美術博物館」では、年6、7回のペースで開かれる多彩
な企画展に定評があり、1年を通して絵画や粘土工芸、EBアート体験などができる「親子造形センター」を併設。屋外では年1回、市内の幼児と小中学生の作品を一堂に集めて展示する「造形おかざきっ子展」が開かれている。
常設展示はパブロ・ピカソ、クロード・モネをはじめ、山下清や平山郁夫など、国内外を問わない名高い芸術家たちが十代のころに制作した作品や、「おかざきっ子展」に出品された作品の一部、日本を含む世界116カ国の子どもたちが描いた絵画なども並び、世界の文化・伝統を学べる教育文化施設となっている。