日野皓正さん内田修さん
万博おまつり広場で対談
岡崎市は、愛知万博の「岡崎市の日」で企画している「内田修ジャズコレクション紹介イベント」の詳細を決めた。
愛知万博で2度目となる「岡崎市の日」は9月3日。ジャズコレクション紹介イベントは、同日午後2時から長久手会場の愛知県館あいち・おまつり広場で開く。
内容は対談とコンサートで構成。対談は「我が心のオアシス ドクターズ・スタジオ」と題して、日野皓正さんと内田修さんが、ミュージシャンたちの岡崎でのエピソードを話す。
岡崎市内で外科病院を開業していたドクタージャズこと内田さんは、1960―90年代初めにかけて、多くのミュージシャンたちに病院内のスタジオを開放。このスタジオで練習に汗を流した若き日の日本のトップジャズプレーヤーも多い。
当日は、日野さんが21歳(1963年)の時、内田さんのスタジオで録音した演奏テープを初公開する。
その後、ジャズスペシャルコンサート「岡崎から世界へ 永遠の平和を求めて」を開催。1部が日野皓正クインテット(日野皓正、多田誠司、石井彰、金澤英明、井上功一)による演奏。2部では地元の光ヶ丘女子高等学校の吹奏楽部、合唱部、ダンス部とのコラボレーションで「ソーラン・ファンク」を披露する。
◇内田修ジャズコレクション
内田さんは、1993年にレコード1万2,308枚、プライベートテープ855本、書籍、オーディオ類などを市に寄贈。その価値は世界有数といわれている。
同市では、これらの貴重なコレクションを多くの市民に親しんでもらうため、市シビックセンターにジャズコレクション常設企画展示室を設けるとともに、ジャズ講座、出前コンサート、コレクションPR展、コンサートなどの事業を実施している。