全国弓道大会で優勝町長に報告
幸田中の神田君が快挙
幸田町幸田中学校3年生・神田幸一君が、JОCジュニアオリンピックカップ第2回全国中学生弓道大会個人競技男子の部でみごと優勝し、このほど黒田信弘監督とともに町役場を訪れ近藤徳光町長に報告した。
同大会は財団法人全日本弓道連盟の主催で、今月6、7日、東京代々木の明治神宮武道場で開かれた。
個人競技は28メートル離れた的を7射して6中以上で予選を通過。決勝では4射して優勝を競った。
神田君は予選の前半で4射して2射しか当たらず、後半の4射をすべて当てないと予選通過ができないところまで追い込まれたが、驚異的な集中力で4射とも的中して決勝に進んだ。
出場者35人のうち5人が残った決勝では、全員が同時に競射し、2射連続的中した神田君が優勝を決めた。
役場を訪れた神田君は「高校受験を突破し、インターハイでも優勝したい」と、力強く話した。
これに対し近藤町長は「優勝おめでとう。町民の誇りであるとともに、あとに続く子どもたちの励みになる」とたたえた。さらに「現在、町内には3つの中学校に部活用の弓道場があるが、町営の弓道場はない。町弓道連盟は南部中学校の施設を利用しているが、今年度、幸田中央公園に建設する。中学生日本一の神田君をはじめ、弓道を愛する人たちと力を合わせ、体育施設の充実に力をそそぎたい」と話した。