きょう花火大会
岡崎観光夏まつり夜空を彩る2万発
新生岡崎の仕掛けも 額田町と合併 ほこ船、桟敷 準備OK
よさこい、五万石おどり、五万石みこしに続いて6日、岡崎観光夏まつりの最大イベント「第57回花火大会」(岡崎市、市観光協会主催)が殿橋下流の乙川河畔と矢作川河畔で開かれる。江戸時代から三河花火の1つとして伝わる菅生神社祭礼の奉納花火を受け継ぎ、昭和23(1948)年から始まった夏の風物詩。主会場の乙川右岸には1,800桝の桟敷が完成。天王丸など3隻のほこ船や仕掛け台の組み立ても終わり、開幕を待つばかり。音楽に合わせて花火が踊るメロディースターマインなど総計約2万発が夏の夜空と川面を彩る。
大会は午前7時、開催を告げる8号玉八発が矢作川河畔から打ち上げられる。乙川河畔からの4号玉も含め夕方までに120発の昼花火で、ムードを盛り上げる。
本番夜の部は午後七時からの式典に続いて、台船竹千代丸で「開幕仕掛け花火」に点火、2時間半近くにわたる“真夏の供宴”が始まる。
乙川との合流点、八帖南町立島の矢作川河畔からも途切れなく打ち上げ、乙川河畔では4号玉とともに、仕掛け花火計23基(超大型の7基を含む)に点火。コンピューター制御で音楽を奏でながら打ち上げるメロディースターマインをはじめ、各種スターマインも充実。約300メートルにわたり花火が流れ落ちる「銀滝」や水上を光と音が走り回る「金魚花火」、7色の星のように噴き上がる「乱玉」、ダイナミックな火柱を見せる「大のし」などが彩りを添える。
また今回は、来年1月の額田町との合併をPRする大仕掛花火「新生岡崎市」を午後9時7分に点火。この間、県内選抜の花火業者8社による百花園コンクールもある。
大手門前などに看板
岡崎観光夏まつりを訪れた人たちに岡崎市の話題をPRしようと、岡崎市は岡崎公園大手門前と籠田公園に広告看板を設置、市役所玄関などにステッカーを貼った。
来年1月1日の額田町との合併、同市が舞台となる連続テレビ小説の4月からのスタート、「岡崎ナンバー」導入の決定、市制施行90周年の4つを挙げている。