愛・地球博 岡崎市の日
参上岡崎衆
和太鼓の演奏やふるさと自慢市
愛・地球博長久手会場のあいち・おまつり広場で27日、「岡崎市の日」のイベントが開かれた。テーマは「参上岡崎衆」。ステージでは、同市の「秋の市民まつり」や「伝統芸能祭」への出演が常連となっている和太鼓団体が次々と力強い演奏を披露したほか、岡崎ジュニアシンフォニックオーケストラの中高生82人も参加した。客席の後方に設けられた「ふるさと自慢市」コーナーでは、市内の2団体、4企業が伝統名産品を展示・即売するなど、市の魅力を来場者に力強くアピールした。
午前9時10分から始まったオープニングでは、この日の出演者全員が来場者に紹介された。先陣を切ってステージに立ったのは、岡崎城西高校和太鼓部2年生19人の「彩輝」。このあと、三浦太鼓「楽風打(らふうだ)」と同オーケストラが続いた。
正午からは和太鼓「かがり火」、岩津天神太鼓「凛(りん)」と「遊」、上地八幡太鼓「應呼おうこ」、夢太鼓、おとがわ太鼓、神明太鼓「響」、そして来年、同市と合併する額田町の日近太鼓と、午前・午後合わせて11団体約400人が熱演。午後1時ごろには立ち見客が出る盛況ぶりだった。
和太鼓演奏の合間には、ピンク色の法被姿で登場した柴田紘一市長と、プリンセスおかざきの内藤文子さん、齊藤玲菜さんが、さまざまな角度から見た市の魅力をPR。柴田市長は「八丁味噌や日本酒など、岡崎はすばらしい地場産業や観光産業をもっている」。プリンセスの内藤さんは「花火大会や夜景がお勧め」、齊藤さんは「特産品などからぜひ、岡崎の伝統や歴史を探ってみてほしい」とそれぞれ話した。
「ふるさと自慢市」では、八丁味噌、和菓子、地酒、石製品など49品目が並んだ。
午後のステージでは、「まるや八丁味噌」と「合資会社八丁味噌」、岡崎石製品協同組合連合会、「備前屋」、「丸石醸造」といった“岡崎ブランド”を作り上げた老舗企業の代表者らが、製品に欠かせないこだわりや、伝統の技をそれぞれ解説した。