上半期の火災83件
岡 崎
岡崎市消防本部は、今年上半期(1〜6月)の岡崎市と額田町における火災・救急出動の状況をまとめた。
それによると、市内の火災は建物35件、車両22件、林野3件など計83件(昨年同期比2件減)で損害額は約1億40万円(2,600万円減)。額田町の火災は建物2件、林野1件など計7件(4件増)で損害額は約15,000円(600万円減)だった。
出火原因別でみると、放火・放火の疑いが14件(全体の16.9%)と最も多く、続いてこんろ12件(14.5%)、たばこ9件(10.8%)、となっている。
今年の上半期は特に車両火災が多発。過去10年間の発生件数(計25件)に迫る22件だった。原因は高温になった排気管に物が触れて出火したケースが目立ったことから、消防本部では市民に注意を呼びかけている。
管轄内の救急出動状況は全体で昨年同期より672件多い6,777件。内訳は急病が4,230件(昨年同期比527件増)で全体の約6割を占め、次いで交通事故805件(99件減)、一般負傷が781件(79件増)だった。
搬送人員は506人増の6,579人。1日平均で36人、市民54人に1人が救急車で運ばれたことになる。
救助出動は、計97件(13件増)で昨年より4人多い33人を救助した。
西尾市内は22件
西尾市消防本部は、今年上半期(1〜6月)の同市内における火災・救急統計をまとめた。前年同期に比べ、市内の火災発生は減り、救急出動は増えた。
同市内の出火件数は建物17件、枯草や廃材などの火災が4件、車両1件の計22件で、前年同期に比べて16件減。損害額は約6,850万円と過去10年間で3番目に少ない。死者2人、負傷者は1人だった。
出火原因別では、「放火・放火の疑い」3件、「こんろ」「たばこ」「かまど」「ストーブ」「ライター」各2件、「たき火」1件と、例年上位を占める原因が続く。
救急出動件数は、前年同期比で179人多い1,669件、搬送人員は166人増の1,634人だった。
内訳は急病が1,107件(全体の66.3%)と半数以上を占め、以下、交通事故231件(13.8%)、一般負傷151件(9.0%)などとなっている。