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東海愛知新聞

助け合いの心 育てよう

今年は町全体で防災訓練

岡崎市赤渋町

岡崎市赤渋町の住民らが23日朝、災害時の一時避難場所である六ツ美西部小学校で、防災訓練を実施した。町内が五区まで分かれている同町は昨年、2区が初めて住民の避難訓練を行い、141人が参加。今年は同校に置かれている防災倉庫の中身の周知や、近隣同士のコミュニケーションを高めてほしいと、町全体で企画した。
 午前8時にサイレンを鳴らし、約20分間で同校の校庭に避難したのは515人と、総代らの予想を上回り、住民の防災意識の高さをうかがわせた。市消防本部の山田英一司令長が避難時の注意点や日ごろの防災準備の必要性を話し、「被害を最小に食い止めるため、これからも訓練などには積極的に参加を」と呼びかけた。
 同時に、5人の各総代宅で保管している発電機や救急用具などをはじめ市販されている防災グッズなども紹介。携帯電話の充電も可能で、災害時の情報を得るために欠かせない手動充電式のラジオに注目が集まっていた。紹介された防災グッズは回覧を通じて住民の注文を受けるという。
 2区の小島資行総代は「近隣同士のふれあい、障害者の安全優先といった住民同士の助け合いの心を育てることが最も大切です」と力を込めていた。

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