生物学オリンピックで銅メダル
“世界”を相手に大健闘
岡崎高3年生岩間亮さん
中国・北京で開かれた「第16回国際生物学オリンピック」で、日本代表四人のうち県立岡崎高校3年生、岩間亮さんと筑波大附属駒場高校2年生が銅メダルを獲得した。岩間さんは「メダルを取ることができてうれしい。メダルは一生の宝です」と謙虚に話した。
同オリンピックには50の国と地域から199人が出場、日本は初めて参加した。12日に実験、14日に理論の各課題テストが行われた。総合得点順に上位20人が金、続いて40人が銀、58人が銅メダルを受賞した。
実験はエビの解剖など4問を6時間でこなし、理論は174問をマークシート式で5時間をかけて解答するものだった。岩間さんは「もう少し本を読んでおけばよかったかな、と思った。実験はやり慣れてはいたが、世界の代表の中でやるとなると少し気がせいた」と語った。上位には中国、アメリカ、タイ、韓国、オーストラリア、台湾代表などが入った。
石井政一校長は「すばらしいことです。指導している先生方の熱意と、スーパーサイエンス部(クラブ活動)で研究してきた岩間君の頑張りが実りました」とたたえた。22日からの長い夏休みには大学受験の勉強をするという岩間さん。学科では「国語がやや苦手」と苦笑した。
来年の大会はアルゼンチンで開かれる。岡崎高校では11月の国内1次選考会に向けて準備をするという。