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東海愛知新聞

海外協力隊に岡崎から2人

渡邊・佐藤さん抱負語る

今年度の青年海外協力隊員に選ばれた岡崎市美合町の渡邊洋幸さん(23)と、柱町の佐藤千歳さん(26)が8日、市役所を訪れ、柴田紘一市長に出発のあいさつをした。
 渡邊さんは理数科教師として、タンザニアの首都トドマ市にあるトドマ中等学校に赴任する。中等学校は日本の中学2年生から高校2年生にあたり、数学と物理を教える。渡邊さんは大学在学中に現地で理数科の教師が不足していることを知り、卒業と同時に赴任を決めた。
 一方、佐藤さんは臨床検査技師として、モザンビーク・マニカ州シモイオのシモイオ医療従事者訓練センターに赴任。検査助手養成コースで学生を指導する。
 市役所で渡邊さんは「現地ではいい授業をするのはもちろんですが、地域の人と交流する機会を積極的につくり、一人でも多くの人とふれあいたい」。佐藤さんは「モザンビークでは、HIV(エイズウイルス)やマラリアで亡くなる人がまだまだ多く、その検査ができる人が足りないのが現状です。そうした病気をしっかり見つけられる検査技師を一人でも多く育てたい」と抱負を語った。
 これに対し、柴田市長は「健康に気をつけ、これまでに学んだ知識を十分に発揮してがんばってきてください」と激励した。
 2人は11日に出発し、2年間にわたって現地で活動する。

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