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東海愛知新聞

“子どもたちを知る”

本紙連載『教育日記』を一冊に フリースクール校長の中田さん

東海愛知新聞に連載された「子供の心を知る教育日記」が1冊になった。筆者である、学校へ行かない子どもたちと長年接しているフリースクール「アイチ・サドベリースクール」校長の中田直助さん(53)=豊橋市大橋通=が『子どもたちを知る教育日記』と題して自費出版した。
 「子どもの問題は、子どもが毎日過ごしている環境(家庭と学校)を考える必要がある」と中田さん。1昨年には、家庭での親子の問題をつづった『親日記』を発刊、大きな反響を呼んだ。
 今回の『教育日記』は学校、教師と子どもたちとの問題に焦点を当て、昨年4月から6月にかけ本紙に32回にわたって連載したのをまとめた。
 フリースクールで出会った多くの子どもたちの話を聞いた中田さんは「どうして学校は子どもたちが生き生きとして生活できる場所にならないのか?」と疑問を抱いた。「学校や教師がこんなふうになってほしい」という子どもたちの目線で書いたのが、この『教育日記』だ。
 教育は子どもの好奇心を育てていくことである▽個性ある大人が個性ある子どもを育てる▽「心の教育」とはどういうことなのか▽子どもたちが自分の頭で考える教育を▽教師という服を脱いで1人の人間に▽我慢をさせる教育は子どもを利己的にする▽教師の成長があって子どもの成長がある―など、どの章をとっても、1つ1つの問題に対して率直な意見を述べている。
 「この本が、少しでも教育を変えていく力になれたら」と中田さん。
 B6判、105ページ。150冊作った。希望者には1冊800円(送料別)で頒布している。申し込みは中田さん(0532―56―3133)へ。

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