不審者これで御用 岡崎市細川小に
住民がネットランチャー寄贈
岡崎市細川小学校に今週、学区の安全を心配した住民から、校内に侵入した不審者をネットで捕まえる「ネットランチャー」2つが寄付された。同学区は他の学区に比べ不審者情報は少なく、防犯グッズとして既に刺股さすまたもあるが「併用して不審者に対抗できる」と喜んでいる。
ネットランチャーは、離れた場所から捕獲ネットを発射し、相手を身動きできなくしたり、避難時間を稼ぐ防犯機器。長さ40センチ、重さ800グラムのプラスチック製で、形は「大きな懐中電灯」といったところ。射程距離は最大3.5メートルで、ガードカバーを開けてスイッチを押すだけと、操作は至って簡単。発射後、0.3秒以内に丈夫な糸でできたネットが開くという。
ただ、難点は使えるのが1回だけということ。山本光昭校長は「発射練習ができないので、効力は実際に使うまで分からない」と話しながらも、「刺股で制した不審者を狙うなど対処法の幅が広がった」と効果を期待している。
ネットランチャーは民放テレビ局で放送された県警の広報番組で紹介された。