梅雨入り宣言 アジサイ見ごろ
岡崎 桑谷山荘 幸田 本光寺
梅雨入り宣言が出て、季節の花アジサイの花の色も深みを増してきた。
岡崎市山綱町の国民宿舎桑谷山荘や幸田町の本光寺など、この地域の名所はそろそろ花の見ごろを迎える。
「あじさい祭り」を開催している国民宿舎桑谷山荘は昭和54(1979)年から、アジサイの苗木を山荘の周囲に植えてきた。現在、約3,000本が育っており、この時期観光客を楽しませている。
「あじさい祭り」も今年は11回目。来年1月からは、国民宿舎から「岡崎市民休養施設」と看板を付け替えることもあって、例年にもましてさまざまな特典を用意して利用を呼びかけている。
今年は期間中、昼食を取ると、展望風呂の利用が無料。
昼食には、特別限定メニュー「あじさいランチ」(フリードリンク付き1,050円)「ヘルシーちらしセット」(同840円)を用意している。
平日の利用者は、名鉄本宿駅から山荘まで無料送迎(1日2往復)。26日のみ先着200人にアジサイの切り花プレゼントもある。
期間は、26日まで。花の見ごろは今月下旬になりそう。
問い合わせは、桑谷山荘(0564―48―2855)へ。
三河の“あじさい寺”として有名な幸田町深溝の本光寺は参道や境内に15種類、約10,000本。小雨のなかアマチュア写真家が花房にカメラを向けていた。
青、青紫、淡い紅色の花びらは小さな水滴をのせ、ほこりが洗い流された葉は緑が鮮やか。
開催中の「紫陽花(あじさい)まつり」は今月末まで。駐車場のテントで土産物を売っていた地元の人は「見ごろは次の土、日曜かなあ。今年は雨が少なかったで花が小ぶりだわ」。
本光寺は三河十四松平の一つ、深溝松平家の菩提所。建立から482年の歴史があり、春は“椿(つばき)の郷(さと)”としても知られている。国道248号を蒲郡方面へ行き、JR三ヶ根駅前の信号交差点から東へ約二百メートルの所にある。