スウェーデンの「ホーム展・家を楽しむ生活」
大使ら招きオープン 岡 崎
「スローライフ」が古くから根付く北欧スウェーデンのインテリアを紹介する岡崎市の万博フレンドシップ事業の1つ「ホーム・スウェディッシュ・ホーム展」が11日、コミュニティ・サテライト・オフィス(岡崎市康生通西3)で始まった。
オープニングセレモニーでは、スウェーデン大使館のミカエル・リンドストロム大使が同国で見られる日本のインテリアデザインなどを賞賛した上で、「展示会の企画に感謝するとともに、この展示が両国発展の土台になることを期待します」とあいさつ。このあと、リンドストロム大使、柴田紘一市長、岡崎商工会議所の伊藤公正会頭らによるテープカットが行われた。
今回、会場に設置された「家を楽しむ生活」を象徴したセットをプロデュースしたのは、同国の女性建築デザイナー、カロリーン・ヘイロートさん。この日、会場を訪れたヘイロートさんは「スウェーデンの近代建築デザインと、スウェーデン人のライフスタイルを伝えたかった」と話す。
セットのインテリア、壁面などにはヘイロートさんがコンセプトとしてかかげる「色の効果」がふんだんに盛り込まれ、原色に近い鮮やかな色彩が目を引く。真っ赤な壁のキッチンなど、部屋の用途や人間の感情により近づくよう配色したという。
ヘイロートさんは「北欧の家具は日本人に人気と聞きましたが、『家具』や『食器』といった個々の外見のみに注目するのではなく、そのデザインが生活にどう反映されているのかを知ってほしい。日本人に多い『外出』より、家そのものを楽しむ『心のスローライフ』に目を向けてもらえれば」と語っていた。
同展は来月24日まで。