「北野小 守る会」発足
岡崎 地域のお年寄り集まり
広幡、矢作北学区と並ぶ昨年の街頭犯罪多発地域の一つ岡崎市北野学区(日下部功総代会長)で10日、活動している地元の地域安全パトロール隊とは別に、老人クラブを中心に学区内のお年寄りらが集まったボランティア「北野小学校を守る会」が発足した。
背景には近くの保育園で飼われていたウサギが何者かに殺されるという事件をきっかけに、「子どもたちに何か起こる前に」と結成した。会の平均年齢は66歳。今年4月からの平日は1日中、同校正門前で会員45人のうち2、3人が見守っている。
児童627人も参加した同校での発足式では、同会とパトロール隊に対し、代表児童が感謝とお願いの言葉を述べた。地元老人クラブ会長の沢田富雄さん(69)は「あんなこと(ウサギが殺された事件)が起きればやはり子どもたちが心配。パトロール隊が活動範囲を学区とするなら、我々は学校と子どもたちの保護に重点を置く」と話した。