ガードレールの金属片
岡崎でも58カ所見つかる
全国各地のガードレールから外部に突き出た金属片が相次いでみつかっている事態を受け、岡崎市が3日、市内の市道(総延長1,800キロ)を手分けして点検したところ、市民からの通
報も含め58カ所(同日午後2時現在)のガードレールから、先が尖るなどした金属片が見つかった。
ガードレールに平行してついていたり、突出していたりと金属片の状態はさまざま。市は「現時点では、多く見られた金属片の形状や詳しい発見状態をはじめ、金属片が何に使われる物かも分からない」として、引き続き、現地確認調査と金属片の撤去作業を進める方針。
一方、岡崎署には3日朝、日名北と竜泉寺両町の住民2人からそれぞれ「金属片がある」と通
報があった。竜泉寺町の通報者の家族は「(金属片は)2年以上前からあった」と話しており、実際、同町内のガードレールの継ぎ目の間に重なるように挟まっていた金属片3枚(長さ1cmから14cm)は、酸化がかなり進んでいた。仮に作為的に金属片が仕込まれたとした場合、同署では「金属片を原因とするけが人が出れば傷害罪適用も考えられるが、現時点では何ともいえない」と話している。