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東海愛知新聞

職人の技と作品紹介

松坂屋岡崎店で 「あいちの工芸展」

愛・地球博の地球市民村に出展した「おかざき匠の会」と、協同組合「あいち職人衆」の会員・組合員が集まって、職人の技と伝統工芸品を紹介する「あいちの工芸展」が、松坂屋岡崎店(岡崎市康生通西3)で開かれている。
 大量生産・スピード消費を見つめ直す傾向が出てきたなか、一昨年から始まった同展では、県内の職人の手で生まれる“本物”を発信するのが趣旨。今回は計26店が、実演を兼ねた販売をしている。
 会場には、東急ハンズ大賞を受賞した碧南市の「耳かき」や豊橋市の「豊橋筆」、津島市の「木桶」、海部郡七宝町の「七宝焼」など素材と技にこだわった作品が並ぶ。
 両組織に加わっている岡崎市八幡町の和ろうそくの老舗「磯部ろうそく店」のブースでは、八丁味噌の味噌樽や岡崎城などをかたどったユニークな和ろうそくもあり、伝統に新しい感覚を加えた作品もある。
 9代目、磯部亮次さんのもとでの修業が3年目を迎えた廣田好美さん(25)は「お客さんの意見に耳を傾けるのも大切な修業」と話し、「この工芸展で地元をもっと知ってください」とPRしている。31日まで。

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