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東海愛知新聞

徳川四天王や矢作橋

岡崎 家康館でゆかりの浮世絵展

徳川家康とその家臣など、江戸時代後期から明治時代にかけて刷られた岡崎にゆかりのある錦絵を展示した「浮世絵版画展」が、岡崎公園内の三河武士のやかた家康館で開かれている。
 万博効果で例年同時期よりも同館に訪れる観光客は増えており、岡崎の歴史をより知ってほしいと、同館に収蔵されている33点を展示。武将や合戦が絵柄の中心だった錦絵は、幕末から明治初期にかけて特に人気を集め、若い女性たちの間では今のアイドルの写真的な存在だったという。
 出品作品の絵師は歌川広重、歌川芳虎など著名な人物ばかり。展示作品は家康のほか、「徳川四天王」と呼ばれる井伊直政や本多忠勝らの武者絵、大樹寺門前の合戦などが並ぶ。岡崎城周辺や矢作橋といった岡崎の風景画もある。
 同館は「印刷技術もなかった時代に刷られたとは思えない鮮やかな色使いに注目してほしい」とアピールしている。入場料は大人350円、子ども200円。8月10日まで。

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