岡崎市
市民休養施設へ転換
市営国民宿舎桑谷山荘 利用も低価格に設定
岡崎市は、市営国民宿舎桑谷山荘(山綱町)の位置づけを、国民宿舎から市民休養施設に転換する。それに伴う条例改正案を、6月定例市議会に上程する。
桑谷山荘は昭和45(1970)年、標高350メートルの扇子山の頂きにオープン。三河湾が一望できる展望風呂が自慢で当初は人気を博したが、時代の移り変わりとともに「部屋がせまい」「部屋にトイレがない」などと利用者が激減。数年前から存廃を含めた検討が進められていた。その結果「健全かつ低廉な市民の休養のための施設」として再スタートすることになった。
市では近く、全24室ある宿泊棟のうち、2階部分の改造に着手。現在ある8室(6畳)を12畳の4室にしたうえ、同じフロアにある12畳の広間とともに各室にトイレを設置する。
利用料金も、例えば現在トイレのない部屋での宿泊料は一律大人1人4,000円だが、これを市民(市内在勤・在学者を含む)は1,800円、それ以外は3,780円に。また、トイレつきの部屋を利用する場合は、市民が2,100円、それ以外は4,200円とするなど、市民に利用しやすい価格設定にする。
この“市民休養施設”桑谷山荘は、額田町との合併に合わせて来年1月1日にオープンする。