岡崎市内で活動歴が最も長い防犯ボランティア団体の1つ、大門学区地域安全パトロール隊（隊長＝神尾幸男学区総代会長）が12日、児童の下校時間に合わせ、青色回転灯を付けた車両で、学区内の初パトロールに出発した。
　同学区では、一昨年の11月から市内最初の愛犬パトロール隊が活動しているが、昨年の窃盗犯被害は360件と、前年同時期より22件増加。 　今年に入ってから被害は減少しているものの、同学区では愛犬パトロールに加え、先月に陸運局から使用許可が下りた青色回転灯で、街頭犯罪抑止に一層力を入れる。
　大門小学校で行われた出発式には、隊員13人のほか、愛犬パトロール隊員10人と犬15匹も参加。あいにくの雨で、式の模様は校内放送で流された。隊員らは回転灯を付けた登録車両六台に分乗し、西・東門からそれぞれ下校する児童たちを見守りながら、学区内のパトロールに出発した。
　神尾総代会長（７４）は「愛犬パトロールで、空き巣や車上狙いの被害は減ってはいるが、青色回転灯で機動性を生かした活動に取り組んでいく」と意気込んでいた。