加藤君(小年石根5)が入賞
岡崎 津軽三味線の全国大会で
青森県五所川原市で四日に開かれた「第17回津軽三味線全日本金木大会」個人小学生の部で、岡崎市根石小学校の五年生、加藤佑典君(10)が初出場ながら見事、入賞を果たした。
小学校3年生から父親と共に市内の津軽三味線教室に通い、桑原慶秋さんの指導を受けている加藤君。稽古を始めて1年半がたち津軽三味線の本場、青森県で開かれる全日本大会に挑戦することを決めた。
個人小学生の部には全国から集まった腕自慢の17人が出場。熱気と緊張感に包まれた会場で、巧みなばちさばきを次々と披露していく中、加藤君は得意の津軽じょんがら節を演奏し、聴衆を魅了した。「いつも通りに弾けたけど、まさか入賞するとは思わなかった」と、結果は本人も驚く3位に次ぐ入賞だった。
全国大会に出場したことで、コンクールの雰囲気や全国のレベルの高さを実感。来年の優勝に向けてさらなる稽古に励む。
また、人前で弾くことが稽古になると、市内の老人ホームなどを訪問する予定で、「多くの人たちとの交流を大切にしたい」と話している。