一筆啓上・作左の会 ふるさと賞
入選者(俳句・短歌)決まる
最優秀賞6点 259人が応募
岡崎市六ツ美西部学区の住民団体「一筆啓上・作左の会」(永田正男会長)が募集していた俳句、短歌の入選者が決まり、15日午前10時から学区市民ホームで表彰式が行われる。
「ふるさと賞」と銘打ち、学区のまちづくりの一環として〈ふるさとを詠む〉をテーマに、昨年12月から2月末まで学区内の在住・在勤者、作左の会会員らから作品を募った。作左の会が初めて主催し、市教委や東海愛知新聞社などが後援。
俳句の部に一般16人、小学生56人、中学生108人の計180人から226句が、短歌の部には一般21人、小学生41人、中学生17人の計79人から96首が寄せられた。
岡崎出身で東京在住の現代歌人協会会員・甲村秀雄さん、日本歌人クラブ会員で作左の会「ふるさと賞」企画委員の小島資行さんが審査し、最優秀賞6点、優秀賞24点を選んだ。
作左の会は全応募者259人、合計322点を掲載した冊子700部を作成。全応募者と同会会員、六ツ美西部小、六ツ美北中の職員・PTA役員、市教委、短歌・俳句諸団体などに配る。
審査した小島資行さんは「こんなに多く集まるとは予想していなかった。俳句や短歌は『書く』『読み上げる』という子どもたちの国語の総合力を高める勉強にもなる。来年も続けたい」と話した。
一筆啓上・作左の会は平成11年12月に発足。会員は企業12社、個人120人。学区内の宮地町に生まれた徳川家康の重臣・本多作左衛門をしのび、地域住民の交流や町おこしの活動をしている。