岡崎中総に「球技場」
完成を祝い始球式や記念試合
岡崎市高隆寺町の中央総合公園で29日、新しい「球技場」の完工式が開かれた。
同球技場は広さ約1万7,500平方メートル。このうちグラウンドは約1万6,000平方メートル。ほかに本部管理棟、バックネット、防球ネット、32人掛けのダッグアウト2基を整備。芝生席のスタンドには合わせて1,500人が収容できる。事業費は約2億円。
球技場は市内で初めてで、ソフトボール、軟式野球、ゲートボール、グラウンドゴルフなどが楽しめ、ソフトボールなら2面
、ゲートボールだと16面が取れる。利用は予約制で、土曜、日曜は既に今年末までほぼいっぱいという。
この日の完工式で柴田紘一市長は「中央総合公園は広さ189ヘクタールという、全国でも有数の総合公園です。球技場をという市民からの要望に応え、市内で9番目のスポーツ施設が完成した。生涯学習の一環として、スポーツに親しんでもらいたい」とあいさつ。関係者でテープカットをして完成を祝った。
続いてグラウンドで川島直樹助役が始球式を行い、捕手が構えたミットに“ストライク”が決まると、見守っていた参加者から拍手と歓声が上がった。
このあと岡崎ソフトボール協会に所属するA級12チームから選抜された選手で記念試合が開かれ、選手たちは真新しい施設でプレーを楽しんでいた。
選手の一人は「試合の会場を確保するのに苦労していますが、これでグラウンドが一つ増えて助かります。見晴らしもいいので気持ちいいですね」と話していた。
市では今後、グラウンド東に134台分の駐車場を整備する。