蛇雄さん(岡崎)の油彩作品 万博日本館の館長室に展示
岡崎市大柳町にアトリエを持つ画家、蛇雄さん(56)の油彩作品がこのほど、>愛・地球博の長久手日本館の館長室に飾られた。蛇雄さんとの共通の知人が仲立ちしたもので、9月25日までの会期中、来室者に鑑賞してもらう。
作品は50号の「寒麗の夜明け」。深い緑色のなかに雪を頂いた富士山が気高く描かれている。今年二月から三月初めにかけて制作した。
知人が三月末、中村館長に蛇雄さんの画集『DAO 深海のヴィーナスたち』を贈呈した。館長室は世界の賓客を迎える部屋。日本館にふさわしい絵をと考えていた中村館長は、画集で同じタイトルの旧作を見て、作品を実際に見てみたいと希望。蛇雄さんが今月13日、最新作の「寒麗の夜明け」を持ち込み、展示が決まった。
自薦他薦で多くの作品が寄せられたというだけに、蛇雄さんは「たいへん名誉なことです」と話し、こうした突然の要請に応えられるよう、今後も作品制作に集中したいという。