登校途中にわらび狩り
岡崎市奥殿小の子どもたち
岡崎市北部の山あいにある奥殿小学校の全校児童116人が21日朝、登校時間を利用して、恒例の「わらび狩り」を楽しんだ。
学区の豊かな自然に触れる機会として、昭和40年ごろから続いている。毎年この時期に行われ、保護者らと一緒に、通学途中にある山林など各地区に自生するわらびを収穫している。
今年は例年より10日ほど遅め。日影地区では午前7時半ごろ、同地区と渡通津(わつづ)、上奥殿両地区の児童8人が長靴姿で集まり、30センチから50センチのわらびを次々と収穫。わらびの調理について、保護者らは「煮物や漬け物、山菜ごはんにするとおいしい」と話していた。
収穫量は計43キロで、昨年より28キロ少なかった。集めたわらびは長さを切りそろえて15、6本を束とし、午後2時ごろから奥殿陣屋前で、1束100〜200円で販売した。売上金は児童会を通じて募金などに充てる。