クラタ産業
本社敷地を再開発
高層住宅と商業施設に
関係筋が15日明らかにしたところによると、自動車部品メーカーのクラタ産業(本社岡崎市羽根町、倉田長秀社長)は、12月末で工場を岡崎市郊外に移転し、同工場跡地(面積4万4,468平方メートル)を再開発する方針を固めた。同社がデベロッパーとなり、高級分譲マンションや商業施設を建設するもので、開発会社が作成したマスタープランでは「地域と密着した街づくりを進める。街づくり条例に基づいて住民の理解を得ながら計画を進めていく」ことを基本的な考え方としている。
商業施設の核となるスーパーマーケットは、地域密着を図るため、生活関連商品を中心とした商品構成とする。また、シネマコンプレックスについては、合わせて1,500人から2,000人を収容できる映画館10から12館の設置を検討しており、今回の計画の目玉となりそうだ。平成19年春の完成を目指している。