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東海愛知新聞

岡崎市大和町

交番できた

2駐在所を統廃合 住民の要望かなう

岡崎市大和町西島の岡崎署牧内駐在所が東本郷駐在所と統合し6日、「岡崎署大和交番」として開所、地域住民の強い要望がかなえられた。管内の交番では17番目の開所となる。
 開所式には、井口弘造署長、市職員、地域総代ら約50人が参加。井口署長は「『安全』で『安心』できる地域の生活確保を目指し、勤務員一同精進していきます」と決意を語り、同交番に勤務する署員6人が紹介された。このあと、井口署長らの手で交番入口に表札がかけられた。
 同交番の受け持ち地区は、2つの旧駐在所の地区を合わせた大和、宇頭、東・西本郷、富永、渡、筒針、昭和、東牧内、上・下佐々木、島坂、新堀の13町。
 地区内の世帯数は約6,500で、人口は約2万人に上る。管内の交番が受け持つ地区では有数の住宅密集地。同交番は牧野秀男巡査部長を班長に、3交代の24時間体制で、昼夜問わず任務に当たる。
 同交番の開所は、地域住民らの要望が後押しをした。同地区では、今年1月から3月末までの刑法犯被害件数は115件で、昨年同期に比べ30件増加。開所を望んでいた住民の1人、渡町に住む太田勇次郎さん(73)は、「車上狙いや空き巣をはじめ、矢作の石工団地では石製品が盗まれたこともある。常駐して見回ってくれるのは本当にありがたいことです」と話した。
 同交番の近くにはJR西岡崎駅など人が集まる場所があり、多くの車が行き交う県道岡崎西尾線も抱える。同交番では、駐在所ではできなかった夜間巡回など、増員を生かした警戒を強めることにしている。

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