青色回転灯で防犯活動
まず3団体に貸し出し 岡崎市
岡崎市は29日、市内の防犯ボランティアに青色回転灯を貸し出した。市福祉会館で行われた貸与式には、導入の手続きが完了、または導入に対して県警の許可を得た14団体52台が参加した。
市安全安心課によると、昨年12月から今月28日までに、青色回転灯の導入を市に要望しているのは18団体109台。回転灯を導入するには、主に(1)回転灯使用に関する講習の受講(2)県警本部長証明書の交付(3)陸運局への申請―の3つを済ませなければならない。
参加した14団体のうち、すべての導入手続きを終えたのは矢作北学区地域安全パトロール隊(九9台)、愛宕学区地域安全パトロール隊(3台)、井田学区地域安全パトロール隊(4台)の3団体。近く2団体に陸運局の許可が下りるという。
式で、柴田紘一市長は「地域の安全のために役立ててください」と激励。青色回転灯、収納ケース、市の団体委嘱状、車体にはるマグネットステッカーを手渡した。また、井口弘造岡崎署長はパトロール証票などを渡し、「機動力を生かした活動を期待しています」と話した。参加団体はこのあと、同会館駐車場に止めた指定車両に回転灯やマグネットステッカーを設置。回転灯を作動できる区間は団体ごとに異なるため、駐車場内を試運転した。
市では今後、新年度から回転灯導入を希望した団体を対象に追加講習を4、5月中に開く予定。