お待たせ“開花宣言”
岡崎市天然記念物 奥山田のシダレザクラ
しだれ桜保存会(岡崎市奥山田町)は29日、市の天然記念物「奥山田のシダレザクラ」の開花宣言をした。1、2月は暖かかったが、今月に入り寒い日が続いたため、開花は例年に比べ1週間ほど遅いという。
このシダレザクラは、高さ17メートル、枝張りは東西南北に15〜17メートル。毎年、3月上旬から4月上旬にかけてピンクの花を咲かせ、満開時には白くなる。
保存会の市川庄治会長がこの日、双眼鏡で木の上の方に20輪ほどの花が咲いているのを見つけた。大半はまだつぼみの状態だが、天気がよければ今週末から来月10日ごろまでが見ごろという。
市川会長は「普通ならとっくに咲いている時期。ここまで開花が遅いのは平成12年以来」と話している。保存会では来月1日から、シダレザクラの夜間ライトアップを午後6時から9時30分まで行う。