自転車冒険家の島崎さん
岡崎・甲山中の1年生が激励 大陸横断の旅へ出発
自転車冒険家「ツナくん」こと島崎敏一さんが23日、岡崎市甲山中学校生徒の激励を受けてユーラシア大陸横断1,700キロ自転車の旅に出発した。
同中の1年生は、今年1月26日から28日まで岡崎市少年自然の家で「すぶち学習会」を行った。
この会は、中学校生活1年間の締めくくりとして計画され、90分の自主学習やレクリェーションなどが行われた。
その中で、特別ゲストとしてアラスカからグアテマラまで北米大陸1,200キロを自転車で縦断した島崎敏一さんを招いて体験談を聞いた。
生徒たちは、島崎さんの夢に向かってチャレンジする姿に感動。
その後、島崎さんが3月20日からユーラシア大陸横断の旅に出ることを知った生徒たちが島崎さんの壮行会を開きたいと伝えたところ、同中に立ち寄ると返事があり実現した。
この日は、1年生236人が体育館で島崎さんから旅の計画を聞いた後、保科ひとみさんと山本恵里さんが「夢をかなえるために走り抜いてください。ずっと応援しています」と激励。職員がデザインしたオリジナルTシャツやニックネームの由来になったツナの缶詰、生徒全員のメッセージの入ったメモリーチップなどを贈った。島崎さんは「夢の実現めざしてがんばってきます」と激励に応えた。
そのあと、校門の前で生徒たちに胴上げされた島崎さんは元気よくペダルを踏んで出発した。
島崎さんは、九州福岡から韓国に渡り、中国、パキスタン、イラン、トルコ、ブルガリアを通ってヨーロッパに入り、最終目的地ポルトガルのロカ岬には来年の6月ころ到着の予定。
学年主任の新美聡教諭は「夢に向かってまっすぐ生きている姿を生徒たちに伝えたいと思った。
ゴールまで学年として支援していきたい」と話していた。