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東海愛知新聞

岡崎市が基本設計

図書館や文化創造の複合施設

康生通西の拠点整備 20年度開館めざす

事業費は87億円 3階建て1万6150平方メートル

岡崎市は23日、康生通西地区の拠点整備基本設計を発表した。約100万冊が収容可能な「図書館」、市民活動や男女共同参画、国際交流、生涯学習といった各種の「活動支援」、ジャズコレクション展示、小ホール、スタジオ、ギャラリー、歴史資料展示などの「文化創造」を主とした複合施設で、平成20年度の開館をめざす。事業費は約87億円。
 この基本設計は、平成15年度に策定した基本計画を基に、今年度からは市民が自由に参加できるワークショップを計6回開いて、それらの意見をまとめている。
 建物は地上3階建てで、延べ床面積1万6,150平方メートル。建物内には東側から西の伊賀川に抜けるメーン通路があり、その北側1階に専門図書、2階に一般図書、南側にジャズコレクション、小ホール、スタジオ、創作工房、飲食・物販のスペースを設ける。駐車場は土地の高低差を利用する形で東側1階に150台、北側に50台、そのほか現保健所の場所に100台分を予定。
 目的をもたない来訪者でも楽しく過ごせるように、建物の周りに緑のある広場を設け、まちの中の公園のような場所を提供するとしている。また、岡崎城と大樹寺を結ぶビスタライン(眺望ライン)を確保し、太陽光発電や雨水利用など環境負荷にも配慮した設計となっている。  市では4月24日に松坂屋六階のコミュニティサテライトオフィスで、この基本設計の報告会を開く。

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