安全で住みよい街に
広幡学区にパトロール隊発足
昨年の街頭犯罪が岡崎市内の学区で最多の544件(前年比76件増)発生した広幡学区でこのほど、住民らが地域安全パトロール隊を結成した。
原田幸一総代会長によると、24町ある同学区は13万世帯を抱え、不審者や空き巣被害、自動車盗などが後を絶たないという。最近では学区内のガソリンスタンドで、女性が男に刃物で脅され、売上金約50万円を奪われる強盗事件もあった。
こうした被害状況を受け同学区では、隊の結成を決め、77人が名乗りを上げた。市内の防犯団体では41番目の発足。
17日夜、広幡学区市民ホームで行われた結団式では、岡崎署の中川裕文生活安全課長代理が、隊員らに犯人の行動パターンなどを説明し、広幡小学校の菅沼国雄校長は「学区の宝である子どもたちが、安全で住みよい街になるようお願いします」と話した。