地下道通って入退場
岡崎市大樹寺小 真新しい体育館で卒業式
西三河のほとんどの小学校で18日、卒業式があった。岡崎市大樹寺小学校では、今月完成したばかりの真新しい体育館で、6年生133人が卒業した。
大樹寺から岡崎城が見える「ビスタライン」を守るために造られた約50メートルの地下道を通って、卒業生が入場。卒業証書授与では、卒業証書を受け取る児童一人ひとりの表情をビデオカメラで撮り、舞台後方のスクリーンに映した。
江村力校長は「最後の授業として『学ぶ子』『やさしい子』『我慢する子』の3つを覚え、つらい時には思い出してほしい。みなさんのこれからの活躍を祈っています」と祝辞を述べた。
別れの言葉で、式に参加した4、5年生240人が、この日のために制作したステンドグラス8枚を卒業生に披露したあと、「中学校に行っても頑張ってください」とエールを送った。
卒業生たちは式後、再びこの地下道を通って退場した。
今年度小学校を卒業した岡崎市内の児童は、平成4年4月2日から5年4月1日までに生まれた3,480人で、昨年度より419人少ない。内訳は男子1,763人、女子1,717人。卒業生が最も多かった学校は、ともに144人の竜美丘小学校と井田小学校。最も少なかったのは、常磐南小学校で5人だった。