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東海愛知新聞

あすから「家康館」

太刀の金具装備「拵の魅力」

室町・江戸時代の約100点

岡崎市康生町の三河武士のやかた家康館で「拵(こしらえ)の魅力」の特別展が19日から始まる。会期は5月10日まで。
 刀剣の外装のことを「拵」という。刀剣の展示では刀身に焦点を当てたものが多い中、今回の特別展では、刀剣を納める鞘(さや)、柄、鍔(つば)や金具装備などの拵えを取り上げて詳しく解説する。
 拵えには儀典規範に基づいて定められた形式を守るものや、時代の流行や個人の好みであれこれと手を加えたものなど多種多様な形態を見ることができる。
 鞘の漆塗りや柄の皮、糸巻き、目貫(めぬき)、栗型(くりかた)、小柄の金具類などには日本の工芸技術が集約され、美術品としても優れている。さらに故事来歴から、歴史的な資料としての魅力もある。
 室町末期や江戸初期の拵えや柳生連也斎所用の柳生拵などの伝世品など約100点を展示。滝山東照宮が完成した際に徳川家光が奉納した「金梨地桐紋散糸巻太刀」と家綱奉納の「金梨地葵紋散糸巻太刀」も展示する。
 入館料は大人350円、小人200円。市内の中学生以下は無料。

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