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東海愛知新聞

プールで“水中結婚式”

ロイヤルスポーツクラブ2で 岡崎の羽根田さんカップル

オープンを控えた真新しいプールを泳ぎ切った新郎を新婦が出迎えるという「ウオーター・ウエディング」が15日、岡崎市上和田町のロイヤルスポーツクラブ2で行われた。
 19日にオープンするロイヤルスポーツクラブ2が、記念イベントとして企画。応募のあった7組の中から、市内在住の市消防署員・羽根田孝一さん(27)と佳恵さん(25)のカップルが選ばれた。2人は1月21日に入籍したが、事情で挙式を挙げられなかったため応募したという。
 この日は親類や友人、羽根田さんの職場の同僚ら約九十人が駆けつけ、珍しい挙式をプールサイドで見守った。
 水着に着替えた新郎の羽根田さんが、25メートルプールをゆっくり泳ぎ始めると、プールサイドから同僚の消防署員が消火器で放水して祝福。泳ぎ切った羽根田さんからブーケとブライダルリングが佳恵さんに贈られた。2人にはベニスへのハネムーンがプレゼントされることになっており、プールに浮かんだゴンドラで女性が「サンタルチア」を歌ってムードを盛り上げた。
 ケーキカットとシャンパンによる乾杯のあと、プールに飛び込んだ新郎を消防署員が“救出”し、新婦の人工呼吸で助けるという“余興”もあり、見守った親類や友人たちから拍手と歓声が上がった。
 新婦の佳恵さんは「大勢の人が見守ってくれ、感激しました。(新郎が)一生懸命泳いでる時は、ちょっと緊張しました」とほおを紅潮させていた。
 新郎の羽根田さんは「泳ぎには自信がありますが、きょうのために練習しました。今は『ちょー気持ちいい』気分です」と、晴ればれした表情だった。

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