岡崎さくらライオンズクラブ（太田貴代子会長）主催のチャリティーコンサートで、ジャズの「ジャガーノートビッグバンドオーケストラ」と共演する岩津中学校吹奏楽部の練習に11日、メンバーの一人が訪れ、共演する曲のレッスンをした。
　岩津中の吹奏楽部は、昨年度の東海吹奏楽コンクールで銀賞、今年度はこども音楽コンクール中部日本決勝大会に出場するなど、レベルの高さでは定評がある。ジャズに挑戦するのは初めてで、当日はカウントベイシー楽団の演奏で知られる「ストライク・アップ・ザ・バンド」でビッグバンドと共演する。
　訪れたのは、サクソホンとクラリネット奏者で洗足学園音楽大学・大学院教授の中村誠一さん＝横浜市在住。
　「ストライク・アップ・ザ・バンド」の練習に参加した中村さんは、「もっとアクセントを強調した方がいい」などとアドバイス。持参したサクソホンで生徒たちと“共演”。「すばらしい演奏です」と感激した様子だった。
　部員の2年生・伊藤萌さんは「ジャズは吹奏楽とはリズムが違うので、むつかしい。プロのバンドとの共演は楽しみ。これからの参考にしたい」という。
　来年度の部長で2年生の河西由香さんは「ジャズは“ノリ”が大切なので、今から気持ちを高めていきます。当日は、来てよかったと思えるコンサートにしたい」と気合が入っていた 。