康生地区の活性化へ
連尺小6年生 提案・要望“大人に宿題”
岡崎市康生通西3、松坂屋岡崎店6階のコミュニティサテライト・オフィスで3日、連尺小学校の6年生67人が、「康生プロジェクト」と題し、1月末から先月末までに調査した康生地区の現状や地域活性化へのアイデアを発表した。
同校6年生は、地域の特色をテーマにした総合学習として、客足の減少が目立つ同地区の現状に着目。3人から7人の14班に分かれ、「地区に人が少ないのはなぜか。どうすれば活気が戻るのか」を考えるため、二七市やシビコの客にインタビューなどの現地調査を実施した。
その結果、最も多かった意見は(1)地区の客層の高齢化(2)商業店舗が少ない―の2点。駐車場増設など地区の利便性を向上させるだけでなく、街独自の魅力が必要であることがわかり、児童たちで問題点と改善法を話し合ってきた。
発表会では調査結果を踏まえ、岡崎公園や旧スポーツガーデン跡地などの有効利用を考える「地域改造計画」と、街の名物やレジャー施設、イベントなどの「テーマ別活性化計画」を主に提案。理想のレジャー・商業施設など「こんな物を作ってほしい」といった要望も発表した。
発表を見守っていた岡崎城下まち都心再生協議会の佐谷智会長は「大きな宿題をもらった気分」と話していた。
同校はこの日発表した内容をまとめ、7日に市役所へ提出するという。