パッと「葵桜」
北の乙川沿いで 全部の木に花
岡崎竜美丘会館
岡崎市東明大寺町、竜美丘会館北の乙川沿いで「葵桜」が咲き出した。春を感じさせる風に吹かれて、濃いピンクの花が揺れています。
平成13年1月、近くに住む三橋美千子さんが「21世紀の初めに、桜を植えよう」と呼びかけ、乙川左岸に市民の手で河津桜85本が植樹された。
当初、高さ1mほどだった木は、4m近くまで成長。昨年までは一部に花を付けない木もあったが、今年はすべての木で咲いた。
昨年の夏にはモグラの被害で一部の木が枯れそうになったが、ペットボトルを使った“風車”が回り、モグラを遠ざけている。
早咲きの河津桜は最初はピンクが濃く、しだいに白さが増す。三橋さんによると「白くなったり、葉を付ける前の今が見ごろ」。
来月10日ごろまで楽しめるという。