欧州“中世”の雰囲気
「ミスニ展」
チャイナペインティングとレースドール 岡 崎
ヨーロッパ中世の雰囲気を伝える優雅なチャイナペインティングとレースドールを展示した「ミスニ展」が24日、岡崎市戸崎町の岡崎西武4階モチベーションセンターで始まった。28日まで。
同市南明大寺町、多々内しげこさんが主宰する「ミスニ スタジオ」が2年に1回開いており、今年でちょうど10回目になる。
今回は30歳代から60歳代までの会員が、チャイナペインティングの皿やカップなど約160点とレースドール12点を展示。
チャイナペインティングは白い磁器に花や果物など好きな絵を描く。食器として使ったり、部屋飾りとして鑑賞できる。多々内さんがスイス、ドイツ、デンマークに出かけて現地の職人から技術を学んだ。多々内さんは絵の題材にする植物も育てている。
一方、レースドールは中世ヨーロッパの貴族たちが始めた手工芸で、人形にレースの衣装を着せ、粘土を塗っては乾かす作業を続け、最後は一200度の高温で焼く。
優雅な女性の表情と華麗な衣装のレースが魅力で、ネックレス、ブレスレットも本物そっくりに輝き、訪れた女性は「思わず触ってみたくなりますね」と熱心に鑑賞していた。
多々内さんは「今回は額に入れて飾って楽しめる作品が多い。10年以上の経験者もあり、作品に深みが増してきたようです」と話している。