老人福祉センター 7月から有料化へ
入浴施設1回100円 岡崎市
岡崎市は、これまで無料で提供してきた老人福祉センターの入浴利用を有料化することにし、1日開会の3月定例議会に条例改正案を上程する。議決されれば、7月1日から1回100円の使用料を徴収する。
同市では、福祉の村(欠町)の老人センター清楽荘、高年者センター岡崎(美合町)と4カ所ある地域福祉センターの老人福祉センターの計6カ所で入浴の無料サービスを行っている。しかし、人件費を除く水道・ガス代など直接経費が一人当たり200円かかり、少なからず財政を圧迫している。
このことは外部監査委員からの指摘もあり、社会福祉審議会の高齢者専門分科会で1年かけて審議、この1月に「入浴施設は利用する人としない人とがある。受益者負担の観点からも、有料化の時期にきている」と柴田紘一市長に答申。市はこれを受けて有料化に踏み切ることにした。
市によると、6カ所の老人福祉センターの年間延べ利用者数は約32万8千人、うち約70パーセントが入浴施設を利用しているという。
上程議案は58件
岡崎市が3月定例議会に上程する議案は、943億6千万円にのぼる平成17年度一般
会計当初予算案や、この老人福祉センター入浴有料化案をはじめ合わせて58件。
このほかの主な議案としては、男女共同参画の推進に関する施策の基本事項を定める「男女共同参画推進条例」の制定案、現在8館ある「さわやか交流館」を学区市民ホームに取り込んで運営の合理化を図る「さわやか交流館条例」の廃止案などがある
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