岡崎市城北中学オーケストラ部が初の文科大臣奨励賞受賞
こども音楽コンクール 全国審査
27日に表彰式記念演奏も
岡崎市城北中学校オーケストラ部は、さきごろ行われたこども音楽コンクールの選考会で文部科学大臣奨励賞に選ばれた。今月27日に東京オペラシティ・コンサートホールで表彰式が行われる。
こども音楽コンクールは、合唱、合奏など12の部門で小中学校の児童生徒が日ごろの練習の成果を競うもので、東海地区大会、中部日本決勝大会はステージ演奏で、奨励賞の審査はテープによって行われる。
同校オーケストラ部は昨年10月、合奏第1・弦楽合奏(35人以下編成)の部で東海地区大会に出場。愛知、岐阜、三重の出場校のなかで優秀校となり、中部日本決勝大会に臨んだ。
決勝大会には東海地区から2校と富山、石川、福井の各県から1校が参加。見事最優秀校に選ばれて全国審査へ進んだ。
全国審査には全国7ブロックから代表校が参加。テープ審査の結果、ただ1校の文科大臣奨励賞に選ばれた。
同部は、平成10年に誕生。平成16年度は、3年生17人、2年生10人、1年生23人の合わせて50人の部員がいる。
創部2年目から顧問を務める岡安美智子教諭の指導でめきめき力をつけ、今年で3年連続中部日本決勝大会に出場。一昨年は全国審査にも進んだ。
「音楽が楽しいと言える子どもに育てたいと思います。みんなで協力することや、まじめに努力することの大切さを日々の練習で感じ取ってくれれば」と、指導者としての思いを話す岡安教諭。
27日の表彰式では、受賞校を代表して記念演奏をすることが決まっている。曲目は、受賞曲のチャイコフスキー作曲『弦楽セレナーデ 第一楽章より』。
高校受験の準備に忙しい3年生も含めて全員が、授業後の音楽室で晴れの舞台に備えて練習に励んでいる。
部長の3年生市川妃かりさんは「決まった時は、やったと叫びました。夏休みの一日練習などの成果
が出たと思います。チームワークがよく、問題がある時にはみんなで話し合って解決してきました。城北の制服で誇りを持って演奏してきたいです」と晴れ晴れとした表情だった。